当事者の声(20歳)FtM

年齢:20歳
FtM
身体の性別:女性(胸オペ2年前、ホルモン注射6年)
性自認:男性
職業:イラストレーター、たまに画家/タトゥーアーティスト

気づいた時期:
明確な確信は小5くらいです。
厳格な家の方針で、幼稚園から女子校に入れられていましたが、当時女性が恋愛対象だって事に気付いたり、性教育による、不満、性への目覚め(男としてこうありたかったのだ)と言うことで気付きを得ました。

正直女の子にモテたくて努力していました。
ですが、ごきげんようって感じの学校で、不気味がられ、一人浮いていました(苦笑)古生物や鉄道等が好きでした。

これまで生きていて困ったこと:
・性別が理由で自分から高校は転校しましたが、転校先の学校の先生などに理解を得れず、
自ら無理矢理男子陸上部、ボクシング部に入りましたが、女だから大会に出れないから女子マネージャーやれとか言われたり、ずっと先生にいじめられて制服が着れませんでした。

・父親とも縁を切られました。

・私はFtMかつバイ(たまたま男性との恋愛が多い)だった為、付き合っていた相手の理解を得れなかったり、たまたま居合わせた同じFtMに嫌がらせを受けたりと、苦労が多かったです。

・そして、元々私はファッション的にロン毛だったりと男らしくない所が遭った故に、性被害に遭った時に自尊心等、「自分は何者か?」と、グチャグチャになり、立ち直りが凄く辛かったことです。
しかし、同時に男女についてしっかりフラットな目線で考えられる様になりました。

これまで生きていてよかったこと:
生きていてよかったと切に思えたことは、この試練のおかげで強くなれた事です。14歳の頃から、こっそりお金貯めてホルモン治療したり、治療の為自分を突き通し信じ続けた事で「頑張ってきたじゃ無いか!」
と自分が好きになれた事です。

私は私のままでいいのだと思えました。最近になってこの体のお陰でいまの安定感が出せたのかなと思うと凄く誇りに思います。

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