ネクスDSDジャパン Twitter公式アカウントによる性同一性障害当事者への言動について

ネクスDSDジャパン Twitter公式アカウントの現状について

ご存じの方も多いかと思います。
ネクスDSDジャパン(日本性分化疾患患者家族会連絡会)のTwitter公式アカウントに関してです。
https://twitter.com/nexdsdJAPAN

巷では「ネクスDSD警察」と揶揄されるほど、Twitter内で「性分化疾患」について検索している人を見つけ出しては、性分化疾患が趣旨ではない、まったく関係のないツイートに性分化疾患に関する情報をリプライを送りつけ、論争にまで発展してしまうということが起きています。

不要なリプライを送ってくるのは百歩譲ってよしとしても、「性同一性障害の原因は身体にあるはずがない」との考えのもと、そう考えない性同一性障害の当事者に対し、「あなたの認識が間違っていて悲しい」という旨の発言を行い、当事者の考え方や人格を否定するにまで及んでいます。

度々やめるように促しても、自身の言動をまったく顧みることのない様子だったため、今回情報を掲載させて頂くことにしました。

ネクスDSDジャパンのTwitter公式アカウントの運用体制を見直してほしい

仮にも「性分化疾患の当事者を支援するための組織の代表」であるはずのネクスDSDジャパンが、問題のあるTwitterアカウントの運用を行っていては、性分化疾患の当事者のイメージそのものを悪くしてしまうことになりかねないと感じています。受け取る側が情報を必要としていないのに、一方的に情報を送りつけるといった行為を繰り返してしまうと、「性分化疾患人は自己主張が強い」といった偏見にも繋がります。

「Twitter運営者を一人ではなく複数体制にする」、「公式アカウントとして誤解を招くような発言はないか、イメージダウンにならないかなどをチェックするようにする。」など何らかの対応が必要ではないかと考えています。

正しいことをしようとすればするほど、一方的な正義の押し付けになってしまう

これはLGBTにも言えることですが、LGBTの人たちが自分たちのことを知ってもらおうと熱心になりすぎると、「自分たちの正しさ」の押し付けになってしまいがちです。

何か、自分の伝えたいことを相手に伝える場合、大事なのは「自分がどう思っているか」ではありません。伝えられた側の「相手が自分たちをどう思っているか」です。

自分の言いたいことを言う前に、相手がそれを言われてどう思うかを想像してから発言しなくてはいけません。

ネクスDSDジャパンさんのTwitter公式アカウントは大変熱心です。DSDsのことをもっと多くの人に知ってもらいたい。その情熱で溢れています。でもその情熱の向け方が間違っていると、不要な論争を巻き起こしてしまいます。

とてもお世話になったことのあるアカウントです

ネクスDSDさんの公式アカウントと初めてやり取りをさせていただいたのは2017年。
まだ私が性同一性障害だと気づいたばかりで、性同一性障害や性分化疾患など自分の知らない情報をたくさん集めているところでした。その際に、TwitterのDMでやり取りをさせていただきその際にとても親切に応対してくださったのを覚えています。

それから数年経って久々に見たところ、「ネクス警察」なんてあだ名を付けられてしまっているというのを知り、信じがたい気持ちでした。昔と今とでは、Twitterを運営している人が違うのかどうかは分かりません。

最後になりますが、どうか一連の問題が無事に解決することを願ってやみません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました